筑波大 学生の声で宿舎値上げ延期へ

公開日:2026/7/16

またしても突然の告知 依然決まらぬ延期期間

 3月18日、筑波大が宿舎費値上げを1年延期する方針を固めた、と茨城新聞が報じた。「値上げは変えられない」といういつも通りの説明を続けた第3回説明会からわずか2日後だった。これは、全代会だけではなく独自に集まり声を上げ続けた学生の勝利である。全代会は1年延期を1月7日の時点で要請していたのに、今になって延期を決定したのがその証拠に他ならない。

大学最北端、一の矢エリアの共用棟(記者撮影)。
大学最北端、一の矢エリアの共用棟(記者撮影)。すでに撤退した食堂やコンビニの看板が虚しく佇む。共同浴場も閉鎖されて久しい。食堂やコンビニの新規参入の目途は立っておらず、生活環境は平砂エリア等よりも不便だ。

 一方であまりにも決定が遅すぎた。値上げするのなら、と少なくない引越し費用や初期費用を払いアパートを契約した学生がどれだけいることだろう。しかも内部向けの文書によると、値上げは1年延期ではなく「役員会が定めた日」からであり、「今後、役員会で適用日を決定する」。それがいつかはわからない。明日かもしれない。学生の間には依然不安が広がっている。

結局、寄宿料はいくら? 現場に広がる混乱

 延期発表後にもかかわらず、入居手続きで改定後料金を求められた、改定後料金が自動引落としされたというケースもある。1年分改定後料金で支払った人という人も多い。それぞれ個別に学生が対応を強いられている。大学には、支払う料金が値上げ前のもので良いという公式発表と迅速な対応を求める。(天久保さくら)

(本記事は2026年4月13日に公開したものですが、いまだに状況は変わっていません)

最も一般的なタイプの居室、一般改修棟(読者提供)。ドア側から窓を望む。
最も一般的なタイプの居室、一般改修棟(読者提供)。この居室は8,630円値上げし月額28,040円になる予定。写真の通り、近隣の同額の物件と比べても非常に狭い。

筑波大 宿舎問題時系列表

( 「考える会」や「撤回を求める会」など関係者への取材をもとに作成)
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