【独占インタビュー】「大学非公認」の筑波大2Bゲート 財源の開示請求に大学は「存否応答拒否」の回答

公開日:2026/9/1

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【独占インタビュー】「大学非公認」の筑波大2Bゲート 財源の開示請求に大学は「存否応答拒否」の回答
「存否応答拒否」を理由とする不開示決定通知書(学生提供)。

 筑波大の体制を象徴する2Bゲートと警備員。しかしそのためのお金はどこから出ているのか? 一般の学生は知る術がないが、それを開示請求で明らかにしようとした学生がいる。本紙はその学生に独占インタビューを行った。(聞き手:天久保さくら)

──そもそもですが、開示請求について教えてください。

 国立大は独立行政法人なので、誰でも文書の開示を求めることができます。筑波大の場合はコンプライアンス・ハラスメント対策室という所に書類を提出しますが、まずはミスマッチを防ぐため、書類提出の前に何を開示してほしいのか直接相談に行くと良いでしょう。

──今回の開示請求の内容は?

 ゲートの工事請負契約書、警備業務委託契約書、昨年度以降の警備強化とゲート設置決定に至る決裁文書・予算配分根拠が分かる文書です。AIにこういうことが知りたいんだけど、と相談して文書の名前を書きました。

──結果はどうでしたか?

 本当は1か月で開示不開示の決定がされますが、忙しいのでもう1か月待てと言われ、2か月後に不開示決定通知書が届きました。あまり期待していなかったので不開示自体には驚きませんでしたが、なんとその理由は「存否応答拒否」、つまり文書があるかないかも言えない、ということです。理由をさらに読むと、あると答えれば、ゲートが設置されていること、警備員がいることそれ自体がばれてしまう、そうなると安全的に良くないということです。私の目ではゲートも警備員も明らかに──威嚇のように存在しているのですが。

──要するに、ゲートがあるかないか、警備員がいるかいないかも大学は言えない。

 はい。組織とはそういうものだと言われればそれまでですが、私の感覚では非常に気持ち悪い。ゲートがあるのは誰の目にも明らかなのにそれは言ってはいけない。そもそも、たった1人のためにそのゲートができたのは誰の目にも明らかですが、それも言ってはいけない。総合的に考えてそこに学費が投入されているのは明らかなのにそれも言えない。これはもはや信仰と言って良いのではないでしょうか。

──最後に学生や大学に言いたいことはありますか?

 筑波大生の皆さん、2学にある怪しいゲートは大学非公認です。私たちのためにもぶっ壊しましょう。そして近くに武器を持った怪しい人物も立っているので、力を合わせて追い出すべきです。全代会なんかが率先してやって欲しい。大学には、開示請求手数料の300円を返して欲しいです。

──ありがとうございました。

不開示決定通知書の画像の一部分。以下、写真に写る通知書の文章。「令和8年(モザイク)付けの法人文書の開示請求について、独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律(平成13年法律第140号。以下「法」という。)第9条第2項の規定に基づき、下記のとおり、開示しないことと決定しましたので通知します。1  不開示決定した法人文書の名称 (1)  2B、2C、2D棟の警備用ゲート設置工事に係る請負契約書  2)  2025年度以降の2B、2C、2D棟の警備業務委託契約書  (3)  2B、2C、2D棟の2025年度以降の警備体制の強化及びゲート設置の決定に至 る決裁文書及び予算配分根拠がわかる文書2 不開示とした理由 存否応答拒否のため。 以下のとおり、開示請求に係る文書の存否を回答するだけで、法第5条第4号柱書及び 同号口の不開示情報を開示することになるため、法第8条の規定に基づき、法人文書の存 否を明らかにせず、開示請求を拒否します。 一般に、警備用ゲートを含む警備用設備の設置及び警備業務の委託とは、国立大学法人 筑波大学(以下「法人」といいます。)が管理する施設への不法な侵入等を未然に防止する とともに事件又は事故の発生時に迅速に施設管理上の措置を講じるため、施設の構造や使 用状況等に応じて構築される警備体制の一部をなすものです。よって、これらに関する文 書の存否を明らかにすると、指定された施設に警備用設備が設置されているか否か、指定 された施設に関する警備業務が委託されているか否か、指定された施設の警備計画に変更 があるか否か等が推知され、その結果として、不法な侵入等が容易になり、若しくは助長 され、又は事件若しくは事故の発生時に迅速に施設管理上の措置を講じることが困難とな り、法人の教職員、学生その他当該施設を利用する法人の関係者(以下「教職員等」とい います。)の生命、身体、財産の安全が害されるおそれがあります。
学生提供の不開示決定通知書。赤線部分に着目すれば、「存否応答拒否」の根拠が、警備用設備が設置されているか否かなどが開示によって推察されてしまうからだとある。実際には、2025年度からゲートが設置されたのは誰の目にも明らかである。
筑波大2B棟に設置された警備用ゲートの写真。外から中の方を撮影している。奥には警備員の姿も見える。ゲートの横には「共連れ禁止」などと書かれた注意書きの看板がある。
大学が「存在するかどうか」を答えることができないとする、筑波大2B棟に「存在している」警備用ゲート(2026年5月撮影)。

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